ひまの極み

〜休日の哲学〜

川崎市池上町ぶらり散歩 〜あの有名ラッパーのルーツを感じる〜


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皆さん「ひま」極めてますか?

今年のGWは飲みにも行けず、遊びにも行けずできることと行ったら人が少ない屋外で散歩ぐらいだったんじゃないでしょうか・・

今回「川崎市池上町」という闇の深い街へ行ってまいりました。

散歩をしながら非現実を味わえるような経験をしてきましたので、そんな経験を今回はお伝えしていこうと思います。

※先に申し上げておきますが、物珍しさで今回の行動に至ったわけではございませんのでご了承いただければと思います。そして本記事はセンシティブな部分もあるのであまりふざけた表現が少ないです・・

 

今回の散歩場所「池上町」について

さて、まずなぜ今回このような散歩を決行したかというところから話ができればと思います。

私は無類のHIPHOP好きということは今までの記事を見て気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、「高校生ラップ選手権」を第1回から見ているようなbattleヘッズなんです。

今回訪れた「池上町」ですが、実はある超有名ラッパーが育った街として有名であり、テレビでも取り上げられていたこと、私の住んでいる地区から近かったこともあり行ってみようと決めたのです。

その有名ラッパーとは「フリースタイルダンジョン」でお馴染みの「T-Pablow」です。

もちろん知らない人もいると思いますので、「池上町ってどんな街?」の前に「T-Pablowってどんな人?」ということを少しだけご説明します。

T-Pablowって?

はい!ここは本題でないので手短にお話しします!

1995年生まれの現在25歳のラッパー。

元々は「高校生ラップ選手権」で世に出始めてから「フリースタイルダンジョン」の初代モンスターに抜擢をされて人気が爆発的に!

「BAD HOP」というグループに所属をしておりそこの中心メンバーとして君臨している。
ちなみにBAD HOPは2018年に武道館LIVEをHIP HOPシーン最年少記録で行うなどカリスマ的存在のHIPHOPアーティストなのである。

とまぁここまでは現状の凄さについて説明をしましたが・・

なぜここまで爆発的な人気を誇っているかというと彼らのバックグラウンドがとてつもないことも一つの理由であるのだ。

ここからはT-Pablow含めた「BAD HOP」が有名になる前にどんな生活、環境に身を置いていたかをわかりやすく箇条書きにしますね。

  • 彼らの一番有名な曲の歌詞の中に「川崎区で有名になりたきゃ 人殺すかラッパーになるかだ」というフレーズがある
  • T-Pablowは、100人ほどのギャングで構成された13criminalというギャングチームのリーダーだったそう
  • 学校では警察の集団検挙が行われ、町では強盗が頻発。BADHOPのメンバーはその中でも特に名を馳せる不良
  • メンバー8人中3人が少年院上がり・・

もうこれ書きながらめちゃくちゃ怖くなってきちゃったので、怖さを紛らわすためにいつもお世話になっているタリーズコーヒーで「つじあやの」の歌を聴いています。

もうこれ以上の説明は不要かと思います。
こんな彼らの出身の場所が「池上町」ということです。

ちなみにメンバーの年齢は25〜26歳なのが驚きです。

池上町の歴史

池上町がどんな街だったのかっていうのはなんとなくわかっていただけましたでしょうか。

今更ですが、よく散歩に行こうと思ったな自分・・

本日は自画自賛スタイルでいこうと思います。

そんな「T-Pablow含めたBAD HOP」が幼少期を過ごしていた池上町ですが、実はJFEスチールの土地に建てられている住居、そして今でも住んでいるのだという。

歴史をもっと深掘ると時代は1930年代、JFEスチールの前身である日本鋼管が池上町一帯を大規模に開発を始め、戦時需要による人材不足から多くの朝鮮人労働者を募集。

戦前、戦中を通し多くの朝鮮人労働者が従事していたようだ。

やがて終戦を迎え、1945年(昭和20年)頃に自国に戻るかと思われていた朝鮮人労働者がそのまま居座り不法占拠という形で建築法などを厳守することなく、住居などが建てられた事により今の異様な作りになってしまったのだとか・・

※インターネットの情報を元に書いておりますので、
 

とまぁ・・・

中々ハードな歴史や背景がある地域である

ここまでかなり文章が多くなってしまいましたがここからは写真メインで進めていこうと思っております。

なんか内容が裏探検とか危険スポットのまとめブログみたいになってしまっておりますが、

改めて言おう・・

このブログは暇を極めたものたちが皆様に暇つぶしの極意をお伝えするというブログである。

もう一度その前提でこれから先を読み進めていって欲しい。

池上町への行き方

まず場所については地図を見てください。

赤く囲まれているのが池上町全体ですが。。。

あれ??住宅地がないぞ??

と思った方々いると思います。私も最初そう思ってました(笑)

これ実は大半がJFEの工場だから住宅が写ってないんですよ!

じゃあどこにあるのかって??

今ピンが打ってあるエリアになります。産業道路の隣に面している住宅街ですね。

ちなみにピンを打っているのは「池上町」でめちゃめちゃ有名な焼肉屋で評価もすっごい高いらしいので行きたかったのですが、やっぱりこの時期なのでランチは休みでした・・

生き方に関しては川崎駅から臨港バスに乗り、JFE池上正門前でおります。

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うーん・・

めちゃめちゃ工場地帯だなぁ

近くのデイリーヤマザキで腹ごしらえをしようかと立ち寄り、大好きなピザパンをレンジでチンをして食べようとしたのですが、電子レンジがなく常温のなんとも言えないチーズがパサついているピザパンを食べました。

ここから歩いて15分程度で着くらしいのでいざ出発

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奥に工場が見えるがまだまだここらへんは治安の悪さはわからない。

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途中には大きな公園などもあり、天気も良く緑も多く子供たちも野球をしていたりと、散歩が好き過ぎて、お散歩系YouTuberとして散歩を生業にしようとしている私のおじいちゃんに教えてあげたいぐらいだった。

 

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ただ、徐々に目的地に近づいてくるとだんだんとその片鱗が見えてきた・・

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少しさびれたというのか・・
寂しげというのか・・

ついにそして・・

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産業道路を抜けて目的の地域の入り口にきたのである・・

この画像の左奥が住居が乱立している場所ということでここからも歩いた道通りに写真を出しながら紹介をしていく。

池上町を歩いてみて

まず住居に入る前の大通り沿いの道を歩いていると・・

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不法投棄が酷いのか?

黒のベニヤ板に白の文字で、しかもボロボロで・・序盤からやばそうだなと・・

しっかり事前調査をしていったので正直かなりビビってました・・

この時にはさっき見た公園の緑なんて1mmも頭に残ってませんでしたね。

それどころか緑色っていう言葉さえ忘れておりました。

なのでこの写真の植物を見た時おそらく私はゲシュタルト崩壊を起こしていたに違いないでしょう。

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そして追い討ちをかけるようにこの看板です。

私のビビリメーターはすでに一周振り切れてしまっており、この時の私はこのカラーコーンと看板の接触面積少ないけど裏でどーやってくっついてるのかな??というガリレオチックなことを考えておりました。

さて、ここからが本番です。
写真左手の住居地に入っていこうと思います。

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おおおおぉぉ
ここ庭じゃなくて道なんですよ・・

とにかく家と家の距離が近い

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そしてとにかく迷路みたい・・
自分がどこにいるのかわからなくなってくる
道かと思ったら行き止まり、行き止まりかと思ったら道

 

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とまぁ距離にして100〜200mぐらいの住居迷路を抜けると

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広ーい公園がありました。

おそらくここでたむろをしていたのでしょう・・

この時の僕はヤンキーと遭遇したらマジで殺されると思っていたので、もし何かあったら反撃できるように手はいつでも掌底を打てる形にしていました。

ここでおじいさんが一人でグルグル回っていたのでちょっと怖かったです。

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これもう人住んでるのかな・・

 

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あれ??さっき通った??

ちょっと訳わからなくなってきました。

「BAD HOP」が出ていたテレビで警察が来ても街の中を知らないから捕まることは絶対ないと言っていた理由がわかりました。

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とか言っていると見つけちゃいました!

超おいしいと噂の焼肉屋さん。

でもこれ本当に急に住宅街の中に出てきたのでびっくりですわ・・

見た目は家としか思えない

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とまぁ大体回って風景はこんな感じでした。

実際コロナの時期もあってなのか出入りしている人はほとんどいませんでしたが、普通に人もいそうですし、家も綺麗なところもありました。

ただ、やっぱり雰囲気は異様といいますか、なんとも言えなかったですね。

 

ちょっと気疲れしちゃったので近くの焼肉を食べて帰宅をしました。

 

本日のまとめ

それでは今回のまとめです。


かかった費用:960円(交通費)
ひまを忘れられた時間:2h
チャレンジのしやすさ:★☆☆☆☆

今回の散歩コースですが、かなりパワーを使いました。

私自身初めての場所であり、しっかり事前に好きなアーティストのルーツや時代背景を知ってから行くと楽しめるかと思いますが、決して散歩に向いている場所ではありません。

都心にこんな場所があるのかって色々考えさせられる機会になったかもしれないです。

もし興味がある人がいたら日本人として見に行くことは是非お勧めします!!

ただし、面白いもの見たさとかノリでとかは個人的に行って欲しくないなと思います。そこで生活をしている人もいますし、親や親族の影響でこの場所にしか住めないという人もいます。

そしてそして治安に関しては保証は出来ませんので完全自己責任で行ってみてください。

これらの理由から星は1つとさせていただきます。

 

◆こんな方へオススメしたい◆

・何かあっても冷静でいられる人

・歴史やその背景を知ることが好きな人

・BAD HOP狂

 

本日もひまから脱却してくれた方が一人でも増えてくれればと願っています。